夏越しの大祓は半年間の生活の中で知らず知らずのうちに犯してしまった罪や穢れ(けがれ)を祓い清め、心身を清浄な状態にします。
特に、夏を迎える前に心身を清めることで、暑い季節を健康に過ごせるようにとの願いが込められています。
茅の輪をくぐり、人形に半年間の罪や穢れを祓うことで心身を清め、無事に夏を過ごせるよう祈願します。
『夏越しの大祓』とは
年に2回行われる大祓のうち、六月に行われるの大祓を『夏越しの大祓なごしのおおはらい』と呼びます。(当社では『夏越の祓なごしのはらえ』としています)
夏越しの大祓は、古くから夏の悪病、疫病を退けるために行われたという説もあり『悪病除け』『無病息災』を祈る祭事としての側面も強くもっています。
大祓詞を唱え、形代かたしろや人形ひとがた(人の形に切った白紙)などを用いて身についた半年間の穢れを移し、その形代(人形)を海に流す事で穢れを祓う『形代ながし」を行い、子孫の繁栄や幸福、無病息災を祈ったとされています。
詳細情報・お願い
夏越しの大祓 神事式への参加について
大祓の神事式には氏子会員だけでなく、一般の方でも参加する事ができます。
大祓の神事式は、社殿にて、宮司の先導に合わせて大祓詞を皆様で奏上頂き、ご自身の身を清め、形代の穢れを祓う御神事です。
参加を希望される方は、事前にお電話(03-3398-0517)、もしくは、お問い合わせのページからお問い合わせください。
また、大祓の神事式への参加には玉串料(参加費)が必要となります。
詳しくは問い合わせ時にお訪ねください。
*神社総代、世話人の方に関してはご連絡等は必要ありません。
当日、祭事10分前までに神社社務所までお越し下さい。
社殿に上がる前にお読み頂きたいこと
大祓は年中行事の一つであり、一つの神社のお祭りでもあります。祭事中は身を正して頂き、ご協力お願い致します。
昇殿時の服装は、Tシャツや短パン、スウェット、露出の高い服、素足などのカジュアル過ぎる服装はお止めください。
祭事中について
神職は事前に手指等の消毒を行い、祭事の際マスクを着用しますが、祝詞を奉じる時のみマスクを外します。
祭事中は参加者の皆様にも大祓詞を読み上げていただきますが、必要の無い私語は慎むようにお願い致します。
祭事中の社殿内では許可の無い撮影(動画含む)、録音などは禁止させて頂きます。
よくあるご質問
形代(人形ひとがた)はどうしたらいいの?
大祓では、半年間の無自覚の罪や穢れを形代(人形)に移し、祓い清めるために使用します。
形代(人形)の扱い方
- 形代に名前と年齢を書く(ご家族に一組となります)
- 形代で体を撫でる
※悪い所があればそこを、無ければ肩などをなでます
- 形代に息を3回吹きかける
形代に関しましては、氏子崇敬会会員の方には『はくさんだより(白山神社会報)』と共に郵送させて頂いております。
会員以外の方で形代神事に参加をご希望の方は、当社社務所まで来ていただければ形代をお渡し致します。
お祓いが終わった形代(人形)はお焚き上げ料と共に神社の受付までお持ち下さい。
お預かりした形代(人形)は、大祓の祭事が終わり次第お焚き上げいたします。
(天候によっては当日のお焚き上げができない事もあります)