令和七年 本社 神輿渡御 (ほんしゃ みこしとぎょ)中止について

令和6年御霊移しの祭事
本年、令和七年度例大祭における本社 神輿渡御の中止について、大変ご心配をおかけしておりますことを、まずはお詫び申し上げます。
当社の御神輿は、長年にわたり地域の皆様に親しまれてまいりましたが、長い歴史の中で、毎年お神輿を出してきたことによる耐久性の減耗、台風などの風雨の影響により本体の劣化が進み、鳳凰の損壊や、かつぎ棒の劣化、亀裂による破損などが見られ、安全に担ぐことができない状態となっております。
これまで神輿の運営母体である神輿部には、修繕の必要性について再三お伝えしてまいりましたが、現状では渡御の実施に耐えられる状況ではないと判断し、「修繕が完了するまでは中止」とさせていただきました。
当初、神社といたしましては、事情を詳細に申し上げることで、皆様にかえってご不安を招いてしまうのではとの配慮から、「諸般の事情により」とご案内しておりましたが、一部に当社の意図と異なる噂や誤解が広まっていることを受け、このたび改めてご説明させていただいた次第です。
来年度以降の神輿渡御につきましては、修繕の進捗等をふまえ、改めてご報告させていただきます。
物事は時代とともに、変わっていくものもございます。
しかし、神社としての例大祭の意義は、たとえ時代が変わったとしても変わることはございません。
当社の御神輿もまた、単なる賑わいのための道具ではなく、神事としての意味をもって大切に担がれるべきものであると考えております。
神社としては、この考えのもと、今後の例大祭運営について見つめ直してまいります。
皆様におかれましても、変わらぬご理解とご協力を賜れますよう、心よりお願い申し上げます。
白山神社 社務所